薬剤師国家試験会場の決め方|確認方法や時間割も解説

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薬剤師国家試験会場の決め方|確認方法や時間割も解説

いよいよ薬剤師国家試験を見据え、日々の勉強に追われて焦りや不安を感じている方も多いのではないでしょうか。「自分の試験会場はいつわかるの?」「当日の持ち物やルールで失敗したくない……」と、勉強以外の準備に気を揉むのは心身ともに負担です。

実は、薬剤師国家試験の会場は受験番号によって細かく指定されています。キャンパスの間違いや規定外の持ち物など、試験直前に慌ててしまう落とし穴がいくつか潜んでいるため注意が必要です。

本記事では、薬剤師国家試験の会場について決め方や確認方法、必須の持ち物、当日の時間割や注意点までを解説します。余計な不安をスッキリ解消し、本番で実力を十分に発揮するための準備を整えましょう。

薬剤師国家試験の会場はいつわかる?

薬剤師国家試験の予定会場は、厚生労働省が公表する「試験会場(予定)一覧」で事前に確認できます。しかし、自分が実際に受ける試験会場の最終的な確定は、手元に届く受験票を確認するまでわかりません。

試験に向けた準備を進める上で、会場の場所を早めに把握しておきたいと考えるのは自然なことです。まずは公式の予定一覧をチェックして、受験予定地における大まかな候補を絞り込んでおきましょう。

ただし、予定されている会場がすべて使用されるとは限らず、状況によっては急な変更が生じるケースもあります。そのため、予定一覧は参考情報として確認し、最終的な受験会場は必ず受験票や公式の案内で確認してください。

参照:資格・試験情報|厚生労働省

自分の受験会場の確認方法は受験票を見ること

自分が実際に試験を受ける会場は、郵送される受験票の記載を見て最終確認します。試験地によっては複数の会場が設けられており、同じ都道府県での受験であっても、全員が同じ場所になるとは限りません。例えば、東京都のように受験生が集中するエリアでは、以下のようにあらかじめ複数のキャンパスが確保されています。

  • 立教大学 池袋キャンパス
  • 東京工科大学 蒲田キャンパス
  • 帝京平成大学 中野キャンパス
  • 実践女子大学 渋谷キャンパス

試験地が同じでも、手元の書類に記載された受験番号によって場所が振り分けられます。なお、指定された試験会場以外での受験は一切認められていません。試験当日は受験票を必ず携帯し、裏面に記載された心得も事前に熟読して万全の準備を整えておきましょう。

薬剤師国家試験の会場の決め方は大学ごと?

「国家試験の会場は出身大学ごとにまとまって決まる」という噂を耳にすることがありますが、これは公式な見解ではありません。厚生労働省の発表資料を見ても、「大学単位で会場を割り振る」と明記した公式情報は確認できないのが実情です。

確かに同じ大学の友人と会場が同じになるケースは多々ありますが、単なる傾向に過ぎません。公式に確認できる情報としては、個別の受験会場は受験票の記載で最終確認するという点です。

憶測に基づく情報で宿泊先や交通機関を手配してしまうと、後から予約を取り直すなどのトラブルに発展しかねません。友人同士の噂話に振り回されず、手元に届く公式な書類だけを信じて準備を進めましょう。

会場の割り振りは受験番号と受験票で確認する

「自分の会場がどこになるのか」は予定会場一覧だけで判断せず、都道府県別の受験者留意事項と自身の受験番号を照らし合わせて確認しましょう。東京や大阪といった大規模な試験地では、一つの会場に全受験者を収容しきれないため、複数の施設が使われます。

受験番号ごとの会場は、厚生労働省から発表される受験者留意事項で確認できます。なお、既に実施された第111回薬剤師国家試験の受験番号ごとの試験会場は以下のとおりです。

受験番号会場名
00001〜00700,05203立教大学 池袋キャンパス
00701〜01600,05475東京工科大学 蒲田キャンパス
01601〜04093帝京平成大学 中野キャンパス
04094〜05202,05204~05474,05476~05485実践女子大学 渋谷キャンパス

上記の表からわかるとおり、連番のブロックごとに施設が指定されています。試験当日は、会場に到着した後も自分の受験番号が該当する試験室を探す必要があり、誤った部屋での受験は不可とされています。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

第111回薬剤師国家試験の会場発表と歴代会場はどこで確認できる?

第111回薬剤師国家試験の会場は、厚生労働省ホームページの「資格・試験情報」ページ内にある「試験会場(予定)一覧はこちら」で確認が可能です。なお、試験日が近づくと、SNSや予備校サイトで会場情報が共有されることもあります。しかし、これらはあくまで国の発表を元にした二次情報であり、情報の更新にタイムラグが生じるリスクもあります。

進路に関わる重要な試験だからこそ、不確かな情報ではなく公式情報を確認することが大切です。万が一の会場変更など、受験者に直結する緊急アナウンスがあった場合も「資格・試験情報」ページで掲載されます。そのため、該当ページは必ずブックマークに登録して定期的に確認する習慣を付けておきましょう。

東京会場は4つの大学キャンパスが予定されている

第111回の東京都会場では、都内にある4つの大学キャンパスが試験会場として示されました。受験生が集中する関東エリアでは、アクセスの良さや収容人数の確保を考慮して、複数の主要な大学が選定される傾向にあります。実際に、厚生労働省の予定会場一覧に掲載されたのは以下の施設です。

会場名所在地
立教大学 池袋キャンパス東京都豊島区西池袋3-34-1
東京工科大学 蒲田キャンパス東京都大田区西蒲田5-23-2
帝京平成大学 中野キャンパス東京都中野区中野4-21-2
実践女子大学 渋谷キャンパス東京都渋谷区東1-149

予備校サイトなどでも速報が出ますが、それらも厚生労働省のホームページを元にした情報であるため、必ず公式の発表を参照してください。

参照:第111回薬剤師国家試験試験会場(予定)及び試験時間等|厚生労働省

東京会場で間違えやすいポイントは?

東京会場の場合、大学名だけで判断せず、指定されたキャンパスがどこにあるのか所在地や最寄り駅まで入念に確認しましょう。特に以下の2校は都内に複数の拠点を持っているため、公式の留意事項でも注意喚起が行われています。

大学名指定キャンパス所在地アクセス注意すべき別キャンパス
東京工科大学蒲田キャンパス東京都大田区西蒲田5-23-2「蒲田駅」西口から徒歩約2分八王子キャンパス
帝京平成大学中野キャンパス東京都中野区中野4-21-2「中野駅」北口から徒歩約9分池袋キャンパス

当日の朝に間違いに気づいても、正しいキャンパスへの移動が間に合わないリスクがあります。最寄り駅からの徒歩にかかる時間も考慮し、自宅や宿泊先からの乗り換えルートを事前に調べておきましょう。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

薬剤師国家試験の時間割と集合時間は?

薬剤師国家試験の集合時間は、両日とも午前8時50分に指定されています。1日目と2日目で試験科目や終了時刻が異なるため、事前のスケジュール把握が不可欠です。

集合時刻は両日とも午前8時50分とされている

第111回薬剤師国家試験の集合時刻は、1日目と2日目の両日ともに午前8時50分に指定されています。薬剤師国家試験の留意事項では、試験当日は指定時刻までに試験会場へ集合するよう案内されています。遅刻すると受験できない場合があるため、時間に余裕を持って行動しましょう。

悪天候や公共交通機関の遅延といった不測の事態が発生する可能性も考慮しなければなりません。特に都市部の会場では、朝の通勤時間帯と重なる可能性があります。そのため、通常よりも移動に時間がかかる前提で余裕を持った出発時間を設定してください。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

1日目と2日目では試験科目と終了時刻が異なる

1日目は17時45分、2日目は18時00分が最終終了時刻となり、実施される試験問題の区分が異なります。初日は必須問題から始まり、薬学理論問題へと続きますが、2日目は終日を通して薬学実践問題に取り組む流れです。それぞれの時間割と出題範囲は、以下のように細かく区切られています。

日程時間問題区分科目
第1日9:30〜11:00必須問題試験物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務
第1日12:30〜15:00一般問題試験(薬学理論問題)物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理
第1日15:50〜17:45一般問題試験(薬学理論問題)薬理、薬剤、病態・薬物治療
第2日9:30〜11:35一般問題試験(薬学実践問題)物理・化学・生物、衛生【実務】
第2日13:00〜14:40一般問題試験(薬学実践問題)薬理、薬剤【実務】
第2日15:30〜18:00一般問題試験(薬学実践問題)病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務【実務】

実践問題における実務科目は、他科目と関連づけた複合問題として出題される特徴があります。2日目のほうが終了時刻が15分遅く設定されているため、遠方から受験する場合は帰路の新幹線や飛行機の予約時間にゆとりを持たせましょう。

参照:第111回薬剤師国家試験試験会場(予定)及び試験時間等|厚生労働省

薬剤師国家試験当日の持ち物と注意点は?

試験当日は、厳格な持ち物の制限が設けられています。自家用車での来場も禁止されているため、規定に沿った確実な事前準備が不可欠です。

受験票・筆記用具・腕時計は忘れずに準備する

試験当日は受験票に加え、規定を満たした筆記用具や腕時計を準備しましょう。机の上に置けるものは厳格に制限されており、条件から外れるアイテムは使用が認められません。特に、時計や文房具には不正行為を防止するための細かい使用制限が設けられています。

持ち物使用可能なもの使用不可なもの
筆記具HBの鉛筆、シャープペンシル砂消しゴム
腕時計通信・計算・メモ機能などがない腕時計電卓・通信・メモ機能付き、置時計
定規一般的な定規三角定規、分度器機能付き

普段使い慣れているアイテムでも、試験の規定に抵触する機能が含まれていれば持ち込めません。スマートウォッチなどの多機能端末は禁止対象となるため、シンプルな構造の腕時計を別途用意しておく必要があります。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

会場へは自家用車ではなく公共交通機関で向かう

試験会場へは、自家用車や車での送迎を避け、電車や路線バスなどの公共交通機関を利用しましょう。会場となる施設には受験生用の駐車場は用意されておらず、近隣施設への無断駐車はトラブルの原因となります。公式の留意事項でも、以下のように移動手段に関する制限が明記されています。

  • 自家用車での来場不可
  • 家族や知人による車での送迎不可
  • マイクロバスなどでの団体来場不可

こうした移動手段は、周辺道路の混雑や近隣施設への迷惑につながるおそれがあるため避ける必要があります。都道府県別に発表される公式の交通案内や略図を確認し、駅から徒歩で向かえるルートを事前にシミュレーションしておきましょう。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

前日までにやるべき会場確認は?

当日の予期せぬトラブルを防ぐため、前日までに交通ルートの最終確認と厚生労働省公式サイトでの緊急情報のチェックを必ず済ませておきましょう。

遠方会場の場合は宿泊先と交通手段を再確認する

遠方から受験する場合は、前泊するホテルから試験会場までの移動ルートと所要時間を前日までに最終確認します。試験は両日とも朝早くから開始されるため、通勤ラッシュや予期せぬ交通機関の遅れに巻き込まれるリスクを考慮しなければなりません。

遅刻者は原則として受験が認められない厳しいルールが設定されています。不測の事態を防ぎ、余裕を持って確実に会場へ到着するためにも、具体的には以下のポイントを重点的にチェックしておきましょう。

項目確認ポイント
集合時刻両日とも午前8時50分(時間厳守)
交通手段公共交通機関の利用ルート、乗り換え
所要時間徒歩を含めた全体の時間と遅延リスク

不測の事態に備え、メインのルートだけでなく迂回できる別ルートも調べておくと精神的な余裕につながります。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

会場変更や災害情報は厚生労働省の公式ページで確認する

災害などによる試験時間や会場の変更情報は、個別の会場ではなく厚生労働省の公式ホームページで確認します。試験当日に予期せぬトラブルが発生した場合、大学の窓口へ直接問い合わせるのではなく、まずは厚生労働省の公式情報を確認しましょう。万が一の緊急事態が発生した際は、慌てずに以下の手順で公式の最新情報を取得するようにしてください。

  1. 厚生労働省ホームページへアクセスする
  2. 「薬剤師国家試験に関する緊急情報」ページを確認する
  3. 必要な場合は薬剤師国家試験運営本部事務所へ問い合わせる

個別の試験会場への直接の電話連絡は、業務の妨げとなるため控えるよう案内されています。悪天候が予想される場合は、前日の夜から当日の朝にかけて、定期的に緊急情報ページをチェックする習慣を付けておきましょう。

参照:第111回薬剤師国家試験 受験者留意事項|厚生労働省

参照:第111回薬剤師国家試験試験会場(予定)及び試験時間等|厚生労働省

まとめ:薬剤師国家試験の会場は受験票で最終確認しよう

薬剤師国家試験を万全の状態で迎えるためには、事前の情報収集と周到な準備がポイントとなります。

自分の試験会場は予定一覧だけで判断せず、手元に届く受験票と受験番号で指定キャンパスや入口を正確に把握しましょう。当日は両日とも午前8時50分集合です。遅刻は原則不可とされているため、公共交通機関の遅延リスクも考慮した移動ルートの確認が必須となります。

また、規定を満たした筆記用具や腕時計も忘れずに準備してください。万が一の災害やトラブルについては、厚生労働省の公式ページで最新情報を確認し、落ち着いてこれまでの実力を出し切りましょう。

藤山 亮太

監修者

藤山 亮太

セントラル薬局グループ 取締役

製薬業界・大手チェーン薬局を経てセントラル薬局グループへ。薬局長、エリアマネージャー、部長を経て、現在は取締役として運営と地域連携を担っています。

一人の患者さまと深く向き合う医療人としての原点を大切にしながら、現場で得たエピソードや実績を介護事業者・自治体など社会へ発信し、在宅医療の価値を広げることにやりがいを感じています。

現場の運営と外部との交渉・連携が連動するダイナミズムのなかで、薬剤師という枠を超えた挑戦を続けています。

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