2027年第112回薬剤師国家試験の日程・時間割と会場情報予測
2027年第112回薬剤師国家試験2027年2月中旬〜下旬の土日の2日間に行われる見込みです。公式な日程や試験会場の発表は、2026年8月末〜9月初旬に厚生労働省より行われます。合格発表は2027年3月下旬の予定です。 [1]
未だ、正式な情報が発表されておらず、ドキドキされている薬学生も多くいると思います。
2026年の情報をまとめていますので、事前情報としてご一読ください。
薬学部6年間の集大成となる薬剤師国家試験。第111回薬剤師国家試験は、2026年2月に実施されました。合格を目指して日々勉強に励む学生のみなさんにとって、出願期間や合格発表の日程はもちろん、試験当日のスケジュールや会場情報を正確に把握しておくことは、受験当日に向けて安心感につながります。
そこでこの記事では、第111回薬剤師国家試験の日程や会場情報、当日の流れから試験後の手続きまでまとめて振り返ることで、次回の受験生が知っておくべき情報を紹介しますので、最後までご一読ください。
第111回(2026年)薬剤師国家試験の日程と詳細の発表

2026年(令和8年)に実施された第111回薬剤師国家試験。薬学部生が6年間の目標としてきた国家試験の日程発表や詳細ポイントを見ていきましょう。
試験日程の概要と出願期間について
第111回薬剤師国家試験は、以下の2日間の日程で実施されました。
・2026年(令和8年)2月21日(土)
・2026年(令和8年)2月22日(日)
2026年の薬剤師国家試験も例年通り、2月の第3または第4土日の日程で設定されました。
出願期間は2026年1月5日(月)から1月15日(木)まで。郵送の場合は1月15日の消印まで有効の期限厳守です。
出願には、卒業見込証明書や写真台紙など、大学を通じて用意する書類が複数あります。10月中旬以降に願書の請求がスタートするため、出願直前で慌てて勉強に影響がないように、早い段階から準備を進めることが大切です。書類や提出方法に不備があると受験が認められないおそれもあるため、募集要項を細かいところまで確認するようにしましょう。
厚生労働省から国家試験の詳細発表があった後、受験生によってはこれまでの学習計画の見直しが必要です。特に、公式発表で試験会場や出願方法の詳細を確認することで、宿泊の手配や体調管理の方法を変更しなければならない場合も考えられます。
また、この時期は卒業試験と国家試験対策が重なり、精神的にも肉体的にも負担が大きい時期です。しかし、両方の試験日程を逆算してスケジュールを立てることで、合格を勝ち取った学生が大半でした。
合格に向けた対策:模試の活用とスケジュール管理
国家試験に合格するためには、知識を丸暗記したり、漫然と勉強したりするのではなく、模試を活用し、受験当日をイメージしたスケジュール管理が重要です。
効率的な試験対策とモチベーションを維持するコツ
受験勉強で予備校などによる模試を利用しない受験生はいないでしょう。模試を受ける最大のメリットは、合格ラインと今の自分の位置を比較して、あとどれぐらい勉強が必要なのか、客観的に把握することにあります。点数に一喜一憂するのではなく、どの科目が弱点なのか、どの分野で失点しているのかを細かく分析する材料が模試の結果です。
2026年の傾向としても、暗記問題よりも、症例に基づいた思考力を問う実践問題のウェイトが高まりました。模試では最近の出題傾向を反映した問題形式に慣れるとともに、自分なりの時間配分をつかむ意識が大切です。
受験生にとってスケジュール管理は合否を左右する大きなポイントです。第111回が終了した今、来年の国家試験に向けて、1年前のタイミングから準備を始める学生も少なくありません。ただ、直前期に焦らないためには、月単位、週単位で何を終わらせるべきかまで、明確に学習計画に落とし込む必要があります。
また、1年という長丁場の受験勉強ではモチベーションの維持が大きな課題です。ときには思い切って休息を取ったり、就職活動やOB・OG訪問で病院や薬局、企業を見ることで薬剤師として活躍する自分を具体的にイメージしたりすると、勉強への意欲が高まります。
近年では、病院や薬局内での業務にとどまらず、患者さんの自宅を訪問して服薬指導を行う「在宅医療」など、薬剤師の活躍の場は大きく広がっています。こうした新しい働き方に目を向けることで、勉強への意欲を新たにできた学生もいます。
薬剤師国家試験の試験会場情報

毎年、試験会場は全国9つの試験地に分かれ、各会場で多数の学生が受験します。
全国の試験地一覧と会場
第111回試験が実施された試験地は、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県の9地域です。
具体的な会場名としては、北海道科学大学、名城大学、大和大学、第一薬科大学などが利用されました。受験生の多い東京都などの大きな試験地では複数の大学キャンパスが会場となるため、アクセスの便利な周辺の宿泊施設を予約できるかどうかも、受験生にとって重要なポイントです。
受験票による試験会場の確認方法
実際にどの会場で受験するかは、2月上旬に届く受験票に記載されています。確認方法としては、受験票に記載された会場名と地図を照らし合わせ、事前に移動ルートを実際に確認しておくことをおすすめします。可能であれば、受験前日は現地に前泊し、当日を想定しながら試験会場まで実際に足を運んで下見をしておくと、当日の緊張や迷子によるトラブルを防ぎ、万全の態勢で試験に臨むことができます。
特に2月は積雪など天候次第で公共交通機関の遅延トラブルが発生しやすい季節です。乗り換えの階段の位置や、最寄り駅からの徒歩ルートといった交通機関を確認したり、大学などの広いキャンパスの場合、正門以外からは入れないことがあるので、入り口の場所を把握したりしておきましょう。さらに、会場周辺に飲み物を買える場所があるかコンビニのチェックや、会場のトイレを複数確認し、当日の混雑具合を予想しておくのもおすすめです。
なお、大雪や災害によって試験時間が変更になるなどの緊急情報は、厚生労働省のホームページに随時掲載されます。前日や当日の朝に最新情報をチェックし、試験に影響があるような変更がないか確認してください。
参照:【速報】第111回薬剤師国家試験会場(予定)発表 – 薬学ゼミナール
参照:薬剤師国家試験当日の注意点 _ 大学生のための塾 _ 全国対応の学習塾なら猫の手ゼミナール
参照:薬剤師国家試験に関する緊急情報|厚生労働省
試験当日のスケジュールと会場の流れ

試験本番の2日間は、緊張感いっぱいで時間が流れていきます。当日の時間割や会場の流れをしっかり把握して、余計な焦りをなくし安心して試験に臨むようにしましょう。
1日目・2日目の時間割と出題科目
試験は土日の2日間かけて行われ、両日とも朝8時50分までに集合する必要があります。
遅刻は一切認められません。1時間前には会場付近で時間を待っている受験生も少なくないので、余裕を持って遅くとも30分前に会場に到着しておきましょう。
試験の具体的な時間割は以下の通りです。
<第1日目>
・09:30〜11:00:必須問題試験(全科目)
・12:30〜15:00:一般問題試験(薬学理論問題1)
・15:50〜17:45:一般問題試験(薬学理論問題2)
<第2日目>
・09:30〜11:35:一般問題試験(薬学実践問題1)
・13:00〜14:40:一般問題試験(薬学実践問題2)
・15:30〜18:00:一般問題試験(薬学実践問題3)
各科目の試験時間と解答のペース配分
試験時間は90分から150分と長丁場です。非常に高い集中力を要します。
特に2日目の薬学実践問題は、実務以外の科目と関連させた複合問題として出題されるうえに、1問にかけられる時間も限られていました。
解答のペース配分としては、まずパッと見てすぐ答えが出る問題から手を付けましょう。一方で、計算が必要な問題やしっかり考えないと回答できない問題は後回しにするなど、合計点を最大化するためのテクニックも合格を勝ち取るには必要です。
また、各科目の間には休憩時間がありますが、頭をリセットするために外の空気を吸ったり、簡単な体操をしたり、ジュースや栄養補助食品、お菓子などで軽く糖分補給を行ったりする学生の姿も見られます。
到着から試験終了までの会場の流れ
会場に到着したら、まず掲示板で自分の試験室を確認し、受験票を机に置いて着席します。
試験官による試験の実施要領の説明が始まると、いよいよ本番です。試験終了後は問題用紙の回収と枚数確認が行われ、不正がないことが確認されるまで退出は許可されません。
最後の試験科目が終了するのは、2日目の夕方18時です。
試験終了後の手続き:合格発表と免許申請
試験が終わると一息つきたいところですが、合格発表の確認方法と合格後の手続きについても確認しておきましょう。
合格発表の日程と試験結果の確認方法
第111回薬剤師国家試験の合格発表は、以下の日時で行われました。
・2026年(令和8年)3月25日(水)午後2時
例年、3月の最終週に発表されることが多く、卒業式を終えたあと、非常に緊張する瞬間と言えます。
合否の確認方法としては、厚生労働省のホームページにある「資格・試験情報」のページに、受験地別の受験番号が一覧で掲載されました。発表時刻の午後2時にはアクセスが集中し、ページが表示されるまで何度も更新を繰り返した受験生も多かったことでしょう。
合格者には合格発表日に合格証書が郵送されます。郵送事情によりますが、受験願書の住所に届くまで3日から1週間程度かかります。合格証書は免許申請の際に必要となるため、1週間以上経っても届かない場合は、受験生本人が厚生労働省医薬食品局総務課試験免許係まで電話で確認してください。
合格発表に先立って自己採点システムを活用して早い段階で合否を予測し、就職先への連絡や引っ越しの準備を進めるというのも、近年の受験生の間でよく行われています。
参照:国家試験合格発表|厚生労働省
参照:よくあるお問い合わせ|厚生労働省
薬剤師名簿への登録・免許申請の手続き
薬剤師国家試験に合格しただけでは、まだ薬剤師として働くことはできません。厚生労働大臣の免許を受け、薬剤師名簿に登録されて初めて有資格者として「薬剤師」となり業務を行うことができます。
申請手続きは、住所地を管轄する保健所などで行います。申請を忘れたまま業務を行うと法律違反となるため、合格発表後、できるだけ早く免許申請しましょう。
免許申請から免許の登録までは約2ヶ月、免許証の到着まで約4〜5ヶ月を要します。登録済証明書ハガキを提出すれば、登録後に郵送でいち早く就業可能ですが、登録が完了していないと業務に支障が出るため、期限内に手続きを済ませましょう。
【申請に必要な書類と準備】
免許申請には、以下の書類が必要となります。
1.薬剤師免許申請書
所定の様式を使用します。
2.診断書
発行日(受診日)の翌日から1か月以内のもの。
病院名が「〇〇大学附属病院」のように正確に記載されているか確認してください(教室名などは不可)。
3.戸籍抄(謄)本 または 住民票の写し
住民票の場合は、本籍地(都道府県名)が記載されており、マイナンバーの記載がないものに限ります。試験出願時から氏名や本籍地が変更になった場合は、戸籍抄(謄)本が必要です。
4.登録免許税(30,000円分の収入印紙)
申請書に貼付して納付します。
免許申請は、国家試験合格後、保健所等へ書類を提出することで完了します。合格発表後は窓口が混み合うため、早めの準備が肝心です。
なかでも、診断書は「発行から1か月」という非常に短い有効期限があります。あまりに早く用意しすぎると、申請時に期限切れとなってしまうため、自己採点で合格を確認した後のタイミングで受診・作成するのがベストです。
参照:薬剤師免許の申請手続き等について|厚生労働省
参照:『薬剤師免許証の申請等について』厚生労働省
参照:薬剤師免許証の新規申請、書換、再交付は、どこでできますか。必要なものは何ですか。|徳島県庁コールセンター すだちくんコール
参照:[国試合格≠薬剤師!]薬剤師国家試験後は【免許申請】を忘れずに!流れや準備する書類まとめ(DLリンク有り)|株式会社ファルモ|薬局ICT・医療系人材ベンチャー
まとめ:試験に合格して、医療現場で求められる薬剤師へ

2026年に実施された第111回薬剤師国家試験の日程や会場、当日の詳しいスケジュールを振り返ってきました。
薬剤師国家試験に合格することがゴールではなく、あくまで医療現場へ踏み出すためのパスポートに過ぎません。合格し、薬剤師免許を手に入れた瞬間、学びのステージは机の上から患者さんの前へと変わります。
現在の医療現場では、AIの普及や対人業務の高度化が進み、薬剤師にはこれまで以上に広い知見と高い倫理観が必要です。特に、在宅医療の現場では、薬剤師が患者さんの生活の質(QOL)を支える大切な役割としての期待が高まっています。多職種と連携し、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを行う薬剤師は、地域医療の未来を担う重要な存在となっています。
晴れて薬剤師国家試験に合格したみなさんが、それぞれの場所で信頼されるプロとして活躍されることを心より願っています。
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